巨星、永遠に還る

マスメディアが信用できなくなってきたので、ここ最近ニュースを積極的に見ようとしていないんだが、たまたま見てしまった今朝のYahooニュースで、また見たくないニュースが‥。


チック・コリア氏、がんで死去


偏向報道の激しい昨今のマスメディアだが、こんなところで嘘書いても仕方ない。チックが亡くなってしまったそうだ。享年79。チックはそれほど熱心に聴いていたわけではないんだが、それでも色々思い出のあるミュージシャンだった。二十歳になるかならんかくらいの小僧の頃、ジャズ・フュージョンなどほとんど知らなかった時期に、ジャズ・フュージョンってのはこういう音楽だってのを示してくれた存在がチックだったような気がする。小僧な私は正直「まぁ、小難しい音楽だこと‥」みたいに感じたものだったが、あのときジャズ・フュージョンの扉を開いたおかげで、今に至る音楽ライフがあるのだということは断言できる。ジャズやフュージョンなんてのは、あのときの私の志向とは真逆の位置にあったと言っても過言じゃないから。当時隆盛を極めていたフジTVのF1番組のテーマ、言わずと知れたT-スクエアの"Truth"だって、まるでかっこいいと思えなかったもん(あの曲に関しては今でも好きじゃない)。

はっきり言って私はジャズをやってる大昔のチックは殆ど知らない。私にとってのチック・コリアはリターン・トゥ・フォーエヴァー(以下RTF)以降なのだ。70年代フュージョン(クロスオーバー)御三家であるRTF、ウェザー・リポート、マハヴィシュヌ・オーケストラの中で、私にとって最も分かり易かった‥というかスッと入れたのはRTFだったな。ウェザーとかマハヴィシュヌは今聴いても疲れる感じがするし💧 私が聴いた中でのRTFの作品で好きだったのは、"第7銀河の讃歌"かな。「をを、痛快☆彡」って感じでw サウンドがロック寄りだったからも知れぬ。ビル・コナーズのギターとかさ。

しかし、最も思い出が深い曲はと言えば、エレクトリック・バンドの"Eye of the Beholder"だな。ライヴでやったとき、ギターの弦が切れたってこともあったしww まぁ、それは置いといて、曲として1番好きだね。"Spain"とか"Rumble"とかのチック・コリア=ガチガチ・キメキメ・激テクという浅いイメージから本格的に開放してくれたのがこの曲だった。物凄く知的で抑制が効いているかと思えば、一転激しく情熱的な展開を見せる。静と動のように。とくに最後のキメからギャンバレのソロへ続く展開は、もう本当に好き。ジャズ・フュージョンというジャンル全体を見渡してみても屈指の名曲だと思う。ラテン・タッチのフュージョンの最高傑作と呼んでいいのではないだろうか? 余談だが、私の母がこよなく好きな曲でもあった。葬儀でかけてやればよかったと、今でも思う時がある。そんな母のいる世界へと、チックも旅立ってしまったのか‥。


チック・コリア、ありがとう。

アイ・オブ・ザ・ビホルダー - チック・コリア・エレクトリック・バンド, チック・コリア・エレクトリック・バンド
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