ロス・ロボトミーズ

私がTOTO、そしてスティーヴ・ルカサーのファンであることはあっちゃこっちゃで口酸っぱく書いてるけど、今回はまたもや彼らに絡んだ記事。ルカサーの記事でちょびっと触れてるロス・ロボトミーズなるバンドの話。

ロス・ロボトミーズってのはバンドと言って良いのか、メンバーは流動的でグレッグ・マティソン・プロジェクトと同じようなノリである。まぁセッション・バンドとでも言うべきかね。ルカサーとキーボードのデヴィッド・ガーフィールドが中心となって、L.A.の仲良しプレイヤーを集めてワイワイやってる。アルバムはずっと1枚だけかと思ってたら、2005年にさらにもう1枚出していたようだ。私が持っているのはもちろん最初の1枚。30年近く前に入手したものである。録音は1989年。メンバーの知人らを招いて行なったライヴらしい。

このアルバム、何しろ面子が凄い。上記の2人以外でジェフ・ポーカロ、ヴィニー・カリウタ、カルロス・ヴェガ、レニー・カストロ、ジョー・サンプル、そしてN.Y.のダンディなベーシスト、ウィル・リーが参加している。超一流のごった煮状態😅 こんな面子がブルー・ノート東京で演ったら幾ら取られるかわからんな この面子からも察しが付くように内容は所謂フュージョン。しかし結構ロック色が強めという、これまたグレッグ・マティソン・プロジェクトと似てるところ。プレイが熱い。その熱さがマキシマムなのがシャッフル・ナンバーの"Smell Yourself"。かなりの速度のシャッフルで、カリウタがドラムを叩いている。これ聴いた私のドラマーの先輩は、「よくあんな速さであのビート叩けるよな~」と舌を巻いていたっけ。まぁカリウタだから😅 本作は全編に亘ってルカサーが極めていいプレイをしているが、私が白眉だと思うのが"Little Wing"。言わずと知れたジミヘンの名曲である。ジミヘンはルカサーが敬愛するギタリストであり、この曲は彼のお気に入りでTOTOのライヴでも頻繁に演奏している。歌心のあるブランダン・フィールズのサックスのメロも秀逸。しかしルカサーのソロがそれ以上に素晴らしい!私にとってのルカサーのソロのベスト5に入る名演。彼のいいところが目一杯出ている。ハートを揺さぶるような、まさにエモーションとテクニックの理想的な融合。こういうギターを弾いてくれるからルカサーが好きなのだ。彼は元々セッション・ギタリストであるが、こういうプレイをするセッション・ギタリストっていないよな。ルカサーの師匠のグレイドンもソウルフルなギターを弾くけど、ここまで熱くない。

2曲目の"Oozer"‥このタイトル、どういう意味なのかわからんが、この曲のキーボード・ソロ→サックス・ソロのバックでヴォルテージをジワジワ上げていくドラムに耳を傾けてほしい。ジェフ・ポーカロである。ヴォルテージはサックス・ソロでピークを迎え、めっちゃダイナミックに暴れまくるポーカロ、痛快無比 裏のハットをビシビシ入れながら、笑顔で叩きまくる彼の姿が目に浮かんでくるようだ。メガネを掛けて知的な雰囲気を漂わせ、いかにも端正なドラムを叩きそうに見える彼が、こういうブチかましプレイをするというギャップがいいんだよな。顔だけ見るとポール・ワーティコみたいなドラム叩きそうなイメージだもんね。

本作に参加している面子で最も意外なのがジョー・サンプル。どういう経緯で彼が参加したのかわかんないけど、彼のピアノ・ソロがフィーチャーされた"Jorainbo"という、これまた意味不明なタイトルの曲なんだが、曲自体もサンプルっぽければ、ソロがまた超サンプルでいい。聴く人が聴けば「あ、これサンプルだ」ってすぐわかるはず。私の大学時代の師匠であるピアノの先輩は、サンプルはピアノをパーカッシヴな楽器として捉えていると思う‥ってなことを言っていたけど、このソロは特にそれが顕著。ソロ終盤で2泊3連のフォルテで叩きつけるようなタッチは、サンプルそのもの。彼のピアノって綺麗にして泥臭く力強いんだよね。相反する要素をいとも自然に共存させている稀有なピアニストがジョー・サンプルである。

ちょっと長くなってしまったな😅 曲を貼ろうとYouTube探したら、アルバム丸ごとアップされてたわ(笑) それ貼っときます。

ロス・ロボトミーズ - ロス・ロボトミーズ, ロス・ロボトミーズ, デビッド・ガーフィールド, スティーブ・ルカサー
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