青山純

大変残念な話題。

なんと・・名セッション・ドラマー、アオジュンこと青山純が亡くなっていた。12/3のことらしい。享年56。昨日の仕事中、偶然書類の中に同姓同名を見付けて、気まぐれにウィキペディアを引いてみたら、“12月3日、肺血栓塞栓症で死去”などと書いてあるではないか!仕事中にも拘わらず「えっ、マジで!?」とか言ってしまった。病気という噂はちらっと聞いていたが、まさかそんなに悪かったとは・・。

彼のドラムを初めて聴いたのは、忘れもしない角川のアニメ映画“幻魔大戦”の主題歌。この映画を見に行って感動した私はすぐさまシングル盤を買い求めた。かのキース・エマーソンが全面的に音楽を担当し、そのサポートでアオジュンが参加したのだ(ちなみにギターはSHOGUNの芳野藤丸)。彼は元々プログレが好きだったらしいので、相手がエマーソンとあっちゃ自らアプローチしたのかもしれないね。聴いた当時私はまだ小学生だったが、エマーソンの派手なシンセのバックに鳴るソリッドなドラムはやけに印象に残った。特に目立つことをしているわけではないんだけど、妙に惹かれたよ。

私が本格的に彼を意識したのは、言うまでもなく山下達郎の楽曲である。青山純と言えば山下達郎のドラマーというくらい馴染みが深いのだ。ベースの伊藤広規とのコンビはまさに黄金のリズム隊だった。日本のポピュラー・ミュージック界最高のリズム隊と言い切ってよかろう。実は数年前、達郎のライヴを見に行っているのだが、このときは既にアオジュンは達郎バンドを離れていて、後任の小笠原君が叩いていた。ぶっちゃけこれがかなり残念だった。いや、小笠原君が駄目とかいうのではない。彼はむちゃくちゃ優秀なドラマーである。ただ個人的に青山純というドラマーが大好きなので、できれば彼のドラムで聴きたかったということだ。私が彼のドラムで特に魅力を感じるところは、音と重さ。これってそのままボンゾポーカロにも当てはまるんだが、言ってみりゃ私の中でアオジュンも彼らと同じようなスーパー・ドラマーの1人ってことさ。アオジュンのあの重いスネアの音ってば、マジ幸せを感じるね。私が愛聴してきた達郎の楽曲も、アオジュンのドラムだったからかっこよさが倍増してたと思う。達郎の異色作“HEY REPORTER!”なんか、異様な重さだもんな。あと、“DAYDREAM”なんか、アオジュンならではのノリだと思うね。お気軽なポップ・チューンなのに、やけにノリが重たいの(笑) あと、極め付きは最強のライヴ・アルバム“JOY”だろう。あのアルバムは大学時代のサークルの仲間内でマストだった。先輩が「物凄くいいライヴだから絶対聴け!!」とメガ押ししてたよ。このライヴのアオジュンが最高すぎて10倍惚れ直したわ。普通ライヴなんかだとちょっとは羽目を外したことやってウケたりするけど、彼は堅実にやって実力で聴衆をねじ伏せるタイプだと感じたね。六本木ピットインで録られた“DANCER”と“LOVE SPACE”のかっこよすぎることっつったら、鼻血が出る 

最近、達郎がやってるFM番組“サンデー・ソングブック”を聴くこともなくなってきたが、達郎のことだからアオジュンの追悼特番を組むだろう。もしかしたらもうやっちゃったかな?? 彼にとっては時代を一緒に歩んだ盟友だからね。

・・・しかし、それにしても残念だ。本当に残念。




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この記事へのコメント

99
2013年12月14日 22:43
和製ボンゾがいなくなっちゃいましたね(つД`)。
本当、あの重くてダイナミックなフレージングは私の知る日本人ドラマーのなかでは稀有な存在だったなあ。残念、本当残念!心から合掌です。
東原力哉とか切れのある好きなドラマーですが、青山純とは違うんだよなあ。和製ボンゾの後継は雷電湯澤かなあ。って、GINOさん雷電湯澤ご存知ですか。かのイロモノバンド聖飢魔IIのドラマーです(^_^;)。青山純よりロックよりではありますが、彼のドラム、実はかなり好きです。
2013年12月15日 08:00
99さん、なんということでしょう!!! あのアオジュンが56歳で逝ってしまいました・・。私が好きな数少ない邦人ドラマーの1人でした。あの国宝もののプレイを繰り広げていたなら、天寿を全うした音楽人生とも言えるかもしれませんが、それにしても残念至極。生で見たかったなぁ・・・。

雷電湯澤…もちろん知ってます。大学時代、聖飢魔IIが好きな奴がいまして、そいつから「ライデンはツェッペリンのドラマーの影響を受けていて、ワンバスしか使わない」と聞いていた時分から気にはなっていました。実際YouTubeで彼の教則V見て、愛情と尊敬の念を感じるボンゾ解説をやっていて好きになりましたよ。セッティングもボンゾと似てるんですよね。デカいバスドラとかライドの位置とか。しかもラディックだし(笑) 体は細いけど、パワフルなドラム叩きますよね~あの人。
99
2013年12月15日 12:53
いや、カキコミした後よく考えたら、雷電湯澤はまだまだ青山純のレベルではないかな。悪魔のカッコの頃の先入観で『イロモノ』としか思ってなかったのが、思いの外いいドラマーだと気づいた時の衝撃がでかくて、ついね(^_^;)。ボンゾの秀逸な子孫には違いないけれど。個人的に、磨きをかけてもらいたい注目ドラマーの一人です。

しかし、先日のハイラムブロックもそうですが、今回の青山純、そしてボンゾにポーカロ、青木智仁、ルーサーバンドロス…お気に入りミュージシャンが次々天界に召されてしまいます。天界ロックフェスやジャズフェスを観に行きたくなります。勿論往復切符で!
ペケタン
2013年12月15日 18:28
青山純本当に残念ですね(泣)。そう、本当に名セッションドラマーでしたね。ところで、雷電湯澤ってただのイロモノじゃないんですか?ベースのゼノン石川はマルチなスタジオミュージシャンだと聞いたことがあります。ギターのエース清水はなかなかのAORを聴かせるユニットをやってるとか。ホントかウソかわかりませんが、そんなことが出来るほどのバンドでしたっけ?
2013年12月15日 19:39
99さん、こんばんは

まぁ、アオジュンと雷電では畑とキャリアが違うってのがありますね。雷電も凄腕のドラマーですが、アオジュンは引き合いの対象がポンタとか山木秀夫とかのレベルですから(^_^) 海外で言ったらポーカロやジョン・ロビンソンあたりでしょうか。

しかし、何度も言いますがアオジュン逝去は驚きました。ウィキペディア見て一瞬「・・は?」ってなりましたもん。私の友人はアオジュン時代の達郎を見に行ってるんですが、あのとき私のチケットもあったのに仕事で行けなかったことが痛恨の極み!! 仕事なんかブッチしちまえばよかった!!!
2013年12月15日 19:48
ペケタンさん、いらっしゃ~い

聖飢魔IIはイロモノ感が否めませんが、解散後のメンバーの動きは、イロモノと一蹴できんものがあると思ってます。相当な演奏力ですから。あまり縁がないミュージシャンなので詳しいことは知りませんけど、YouTube等で見る限り、かなり全うな人々という認識ですね。しかし、デーモン小暮だけはちょっと(^_^;)

そうそう、さっき達郎の“サンデー・ソングブック”聴いてたんですが、アオジュンの追悼ではなく、いつもと同じプログラムでしたよ(;_:) あれって収録モノなんで、もしかして特番は組まないのかなあ?来週は奥方のまりやの特集やるとか言ってたし
にゃっ太
2013年12月15日 22:17
うんうん、青山純逝去は本当ショック。体調不良は聞いてましたが、亡くなっちゃうとは。
達郎の番組でも取り上げて欲しいとこだけど、こちらに集うコアな(?)音楽ファンにはともかく、普通のリスナーはバックミュージシャンのこととか興味関心ないのかも。は?青山?だれそれ?みたいなね…。達郎も勿論すごいけど、それを際立たせ完成に導くのはバックミュージシャンの力なんだと思いますよ。青山純は本当にそういう職人ミュージシャンでした。
あと、聖飢魔IIがらみで!エース清水のユニットはface to aceという、完全にAORなユニットです。ちょっとスティリーダンを彷彿とさせるひねりがききつつ、軽やかな曲をやってくれてます。
2013年12月16日 05:10
おー、にゃっ太さんも来てくれましたか!

さすがに皆様、青山純というドラマーをご存知で嬉しい限り。派手なプレイとかテクニックではなくて、音やノリ、基本的なドラミングそのものがかっこいいというドラマーでした。まさに理想的なスタジオ・ミュージシャン☆ 特に特徴的なワザとかを使わずとも、聴いて「あ、これはアオジュンだね。」とわかってしまうところも超一流です。

エース清水のユニット…暫く前にYouTubeで見ました(^_^) 聖飢魔IIと180度の違いっぷりに、「この人の目指すところは何処なんだろう??」な~んて思っちゃいましたけど(笑) でもまぁルカサーも“ジョージー・ポージー”もやれば、“ジプシー・トレイン”もやりますからね(^_^;)

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